無茶なお客さま
昨日私が電話を受けた、お客様。
法人のお客様だったけど、けっこう無茶な方だった…。
簡単に言うと、新規で保険契約したいってことだったのだけど。
前の記事に書いたけど、保険会社は基本的に直接保険を売ることはない。
※例外として、自賠責保険に入りたい、更新したい、というお客様が店頭に来た場合は拒めないので手続きする。
なので、代理店を介して入っていただくこと、また、電話のみで手続き完了はできないことを伝えた。
※規定として、新規契約の締結時と、解約の手続き時には用紙に署名(法人なら記名、押印)をいただかなければならない。また、契約日や解約日は基本的に遡った日付にはできない。
幸い?、自動車保険を当社で契約されていたので、その代理店を案内したが分かってもらえず…。
かなり急ぐらしく。
直接損保の会社とやりとりしたほうが早いだろうから、とりあえず契約したい、明細を送ってほしい、と無茶を言われる。
専用の申込書に押印いただく必要があることを伝えると、あとでちゃんと押印したのを出すから、と…。
ん?
待ってまって。
それって、すっごい極端に言うとこういうことよ?
どうしても、なにがなんでも、今すぐ食べたいお菓子がある。
しかもちょっと離れたところにあるお店でしか売られてない限定商品。
そのお菓子の製造工場が、たまたま家のすぐ近くにある。
よし、食べに行こ!
「このお菓子、今すぐ食べたいからください。」
いやいや、お客様、困ります。当社は販売はしてないんですよ。
「え?そこにあるじゃないですか、あの店で買ってきて食べるより早いし、融通がきかないなぁ」
いやぁ、お金もいただいてないし……というより、ここで代金をいただくわけにもいかないんですが。
「大丈夫大丈夫!今度あっちの店に行くときに払っとくから!問題ないでしょ」
誰もこんな無茶はしないでしょう。
保険も同じことなんだ…目に見えない、形のない商品なので、分かりづらいんだけどね。
そのお客様には、担当者からきちんと説明をして、できるだけ早く手続きを進めることになったようだ…。