娘の誕生と先天性疾患のこと
2018年10月17日11時20分、第二子である女の子を無事に出産。
2736gの小ぶりちゃんだったけど、産まれた瞬間に産声をあげる元気な子だった。
その娘の疾患、「先天性甲状腺機能低下症」について、自分の覚えのためにも記しておこう。
医学的な知識は皆無なので、先天性甲状腺機能低下症について詳しくは書かない。
娘は生後4日目で採血をされて、新生児マススクリーニング検査を受けた。
この検査についても詳細は書かないけど、約20項目の先天的な疾患について検査するもの。(強制ではない)
退院後に産院から、再検査が必要であるとの連絡があった。
1回の採血では結果がうまく出ないことはよくあるし、再検査をして2回目で異常なしとなることもよくある、と説明を受ける。
母乳もよく飲み、排泄もしっかりできているから、この時はあまり心配はしていなかった。
再検査の結果はまた産院からの電話連絡で、『要精密検査』になったので大きな病院で検査してもらえ、とのこと。
このときに、紹介状を書くためできるだけ早く来院してほしいと言われる。
大きな病院、紹介状、要精密検査…その言葉に不安を感じながら、いやいや、見た目はこんなに普通でちゃんと大きくなってきてるし病気のはずがない!…と自分を励ます。
このときには甲状腺機能の異常の疑い…ということしか把握していなかったから、余計不安だった。
マススクリーニング検査では、TSHの値が高いという結果。
脳に下垂体という部分があって、そこが働き甲状腺ホルモンを出している。
TSHはその下垂体のホルモンで、この数値が高いということは、なんらかの原因で甲状腺ホルモンがうまく作られず、下垂体が異常に働いている可能性がある…ということらしい。
甲状腺ホルモンは発達に重要なホルモンだから、足りない場合は薬の力で補ってやる必要がある。
マススクリーニング検査ではTSHの値は出ても、甲状腺ホルモンの値は調べないらしく、実際に甲状腺ホルモンも少ないのか等、精密検査が必要となる。
精密検査では、採血、尿検査、膝のレントゲン撮影が行われた。
結果は、やはりTSH(脳からのホルモン)が高く、甲状腺ホルモンが低い、というもの。
他の数値に異常はなかった。
膝のレントゲンを撮るのは、膝にある骨?の有無を確認している。それが形成されていない場合は、妊娠中から甲状腺ホルモンが足りていなかった、ということになるそうだ。
幸い娘は妊娠中からではなく、原因不明だが投薬でホルモンを補えば問題ないとのこと。(後日、甲状腺のエコー検査もしたが、甲状腺は位置も大きさも正常だった)
長くなったけど、そんなこんなで、ひとまずは4歳くらいまでは毎朝薬を飲ませなきゃいけなくなった。
1歳までは月1回の頻度で通院、そのあとは3ヶ月に1回くらい通院予定。
何事もないに越したことはないけど、薬さえ飲んでいれば問題ないとのことで、ほっとした。
薬の副作用もなく、あったとしても命に関わるようなことではない。
小さな手や腕に何回も針を刺されてかわいそうだったし、今後もちょっと頑張って薬を飲まなきゃいけないけど、一緒に頑張りたい。