娘のエピソード1
娘が産まれて、あぁ赤ちゃんってこうだったな、って改めて思う。
息子のときも同じようなことがあったはずなのに、やっぱり忘れている。
私は物事を深く考えたりするのが苦手…というかめんどくさいから、昔のこともあまり覚えてない。
なんとなく、あーこんな感じだったかな…とかはあるんだけど。
悲しかったことや、怖かったこと、恥ずかしい思いをしたこととか、ネガティブなことのほうが記憶に残ってる。
過去に付き合いのあった友達も、ほとんど今は疎遠。というか長く付き合ってる友達はいない。
最近でも付き合いがあるのは、大学の頃の友達数人くらい。
で、なにが言いたいかって。
日頃のちょっと嬉しかったりした事なんてすぐ忘れちゃうから、書いておこうってこと。
ちょっとしたことも、後から思い出したら案外新鮮だったりするし。
他人からしたら、本当にどうでもいい、些細な出来事なんだけど。
最近娘が自分の手の存在に気付きつつある。
ジタバタしながら、目に入った自分の手を眺めていたり。口に持っていって拳をちゅぱちゅぱしていたりする。
そろそろ寝そうだなぁ、ってときに乳を吐きそうになってシャックリしだすとまた覚醒して寝なくなり、めっちゃ残念な気持ちになる。
おっぱいくれー、って泣いてた娘が、乳首咥えて数回吸っただけでコクッと眠りにおちる瞬間が好き。
オムツ替えられると嬉しいらしく、替えてるときに幸せそうに「あふぅ〜」とか「はぁ〜ん」って可愛い声出すのがたまらん。
そして替え終わって着衣を整えたあとの、すっきりしたドヤ顔もたまらん。
娘のおでこが、汗臭いような香ばしいような可愛い匂いがするんだけど、ハムスターの匂いに似ていると気付いた。
くせになる香りだ。
鼻が詰まって苦しそうだから掃除してあげると、こんな小さい鼻からこんなでっかい鼻くそ出た!ってなる時がめっちゃ楽しい。
いつもありがとう、娘っころ。
眠くてたまらんときはイライラしちゃうけど、いつも愛しくて悶えてるよ。